真夏日記録の夜に光の帯 小川でホタル飛び交う
2021年06月02日 のニュース

各地の小川近くで、夏の風物詩のホタルが飛び始めた。京都府福知山市では、昼間に今季最高気温となる30・7度の真夏日を記録した1日夜にも、光の帯が見られ、家族連れらが、辺りを漂う姿に見入っていた。
大江町天田内では毎年ホタルが飛ぶが、今年は特に数が多い。同日夜には、辺りが暗くなり始めると、水田横の用水路の茂みから次々とホタルが姿を見せ、辺り一帯を埋め尽くすように飛び交った。
長年、同地区に住んでいる荒賀義春さん(69)は「近年まれにみる多さにとても驚いています。ほっとする瞬間で、優しい光に癒やされますね。このきれいな景色を後世にも残せるよう、みんなで自然環境を守っていきたいです」と目を細めていた。
写真=天田内の水田近くで辺り一面に飛ぶホタル(1日午後8時20分ごろ、3分間露光)