緊急事態宣言再延長後の公共施設 市民限定で一部再開
2021年05月31日 のニュース

福知山市は、京都府に発令中の緊急事態宣言が再延長される6月1日から20日までの市内109公共施設の対応をまとめた。新型コロナウイルスの市内感染者数が減少傾向にあることや市民の日常活動への影響などから、これまで全面休館していた施設の多くを人数制限や市民限定などの対策を講じて再開する。
市は、京都府に緊急事態宣言が発令された4月25日から、児童館、地域コミセンをはじめ、スポーツ、文化、観光などの市内公共施設のほとんどを休館した。市内の感染拡大が止まらず、当初は開けていた図書館も同月29日から臨時休館にしている。
施設再開にあたっての制限は、府の延長期間中の措置を受けて市で検討した。
スポーツ施設や地域コミセンなどは収容率50%以下で利用は市民に限定する。
市動物園や日本の鬼の交流博物館などの観光・文化施設は人数制限をかける。図書館は閲覧席が使えない。
一方で休館を継続する施設もある。
市外から多くの誘客が見込まれる福知山城天守閣、市佐藤太清記念美術館、宿泊施設は休館を続ける。城は登城坂から閉鎖。クラスター(感染者集団)が発生した温水プールも休館を延長する。
■三段池公園総合体育館は利用再開への準備進める■
福知山市猪崎の三段池公園総合体育館(小島一英館長)は、6月1日からの利用再開に向け、倉庫にある備品のチェックやトレーニングルームの清掃、機器の消毒作業などにあたっている。
体育館は、京都府に緊急事態宣言が発令された4月25日から休館。職員たちは、玄関マットの掃除、周辺の草刈り、トレーニングルームにあるシートの新調など、この期間を活用した業務をしていたという。
写真=トレーニングルームにある機器の動作確認、清掃をする小島館長