市民中心のDX 北近畿のスマートシティ促進へ公立大中心に官民研究会

2021年05月25日 のニュース

 ICT(情報通信技術)やデータサイエンスを活用して市民の生活を豊かにする「スマートシティ」を北近畿で促進しようと、京都府福知山市、福知山公立大学情報学部の西田豊明学部長(66)らが研究会を発足させた。今後、市内外の会員30人が定期的に集い、議論を重ねる。

 「スマートシティ福知山研究会SCiFuku(シフク)」。市民中心のデジタル化による新しい文化の構築(DX=デジタルトランスフォーメーション)に向けた方策を考え、次世代の地域づくりに生かす。

 発起人代表は西田学部長。会員は大江まちづくり協議会など市民団体のメンバーや地元鉄道会社の社長、若手起業家、大学教授、市職員ら地域の課題と向き合う人たちが名を連ねる。

 月1回程度、会員同士で北近畿のスマートシティ化のあり方について意見交換を行い、可能性を探る。実現へ向けた長期的な見通しや道筋などの提言を2年ほどでまとめ、研究会のホームページで公表するという。

 西田学部長は「地域課題に取り組む人たちの横のつながりができることは有益。胸を張って外に出せるよう、福知山の特性にあったスマートシティのモデルを作りたい」と話している。
 
 
写真=スマートシティ福知山研究会のホームページ画面と西田学部長

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