公道の聖火リレー中止 市役所の旗を撤去
2021年05月14日 のニュース

京都府内で予定されていた東京五輪聖火リレーの公道での開催中止を受け、福知山市は13日、市庁舎駐車場北側のフェンスに設置していた「聖火リレーのぼり」を撤去した。25日の開催に向けて準備を進めていた文化・スポーツ振興課の職員が29本を片付けた。
市は発着点の市庁舎駐車場に、特設ステージを設置してのセレモニーなどを予定していたため、3月から、府が用意したのぼり旗を掲げてPRに努めてきた。
しかし、全国的な新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の延長などで状況が急変。府内の公道での聖火リレーはやめ、亀岡市の府立京都スタジアムで25、26両日に、無観客のリレーと点火セレモニーとして一括開催する方法へ変更された。
のぼり旗の撤去作業をした福知山市文化・スポーツ振興課の森田哲也課長は「市内の感染状況や府の様子を考えると仕方がないと感じています。楽しみにしていた人も多いと思いますが、やむをえない。スタジアムでの開催に思いを託したい」と話していた。
市は16、17両日に、観客対応、運営などを手伝うボランティアへの業務説明会を予定していたが中止する。市内在勤、在学、在住の18歳以上を対象に募っており、約190人が登録していた。
写真=市職員がのぼり旗を撤去した