京都三和工業団地に地元のファーストライン 雇用創出などで地域貢献
2021年05月11日 のニュース

運送、倉庫業を手がける京都府福知山市三和町芦渕のファーストライン(早川雅也社長)が、11日に同町みわの工業団地「アネックス京都三和」(京都北部中核工業団地)の土地を取得した。第3物流センターを建設する。完工は9月上旬、操業は10月1日の予定という。これで工業団地の分譲済みの面積割合は72・4%になった。
同社は1989年に創業し、今年で32年目。本社敷地と土(つち)に物流センターを持ち、複数社の一般雑貨、通販商品などを倉庫で預かり、自社トラックで全国へ配送している。
第3物流センターは、市内に工場がある大手企業から、製品配送の業務委託を受け、これに対応するため設置。北陸、近畿、中国エリアへの配送拠点として使用する。

購入した区画の敷地面積は9966平方メートル。鉄骨造平屋建ての倉庫(床面積3960平方メートル)、事務所(同200平方メートル)を建てる。
同社の藤原英明統括次長は「交通の便などを考えれば、より適した場所が市外にありますが、地域貢献したいとの思いが強く、アネックス京都三和に決めました。地元から20人ほどを採用の予定で、雇用創出につながれば」と話している。
アネックス京都三和は、2002年に分譲を開始して、進出企業はこれで15社目。全27区画(約31万平方メートル)のうち20区画が埋まり、残りは7区画(8万5千平方メートル)となった。
写真上=第3物流センターの建設予定地
写真下=アネックス京都三和の区画図