緑鮮やかな茶葉を手摘み 大江で品評会向けの収穫始まる
2021年05月02日 のニュース

茶どころ京都府福知山市内の茶園で茶摘みが始まっている。大江町二箇下で23アールの茶園を管理する井田光介さん(34)は1日から、品評会に向けた手摘みを始めた。作業員たちが集まり、緑鮮やかな新芽を丁寧に摘み取った。
今年は平年より9日早い4月6日に萌芽宣言があり、いま摘み取りの時期を迎えた。井田さんは大江町を中心に約3ヘクタールで茶を栽培しており、これから2週間ほどは作業が続くという。
二箇下では、日光を遮る覆いでうま味を増す「かぶせ茶」を育成。作業員たちは柔らかい新芽の部分を見極め、手に持った籠へ集めていった。感染症対策としてマスクをし、距離を広く取って作業をした。
井田さんは「例年のように良いものが出来ています。おいしい茶葉に仕上がるよう期待しています」と話していた。
写真=品評会に向けて茶葉の手摘みが始まった