ゴルフの全国大会で優勝 遷喬小の大槻呼幸さん、6打差を後半に大逆転
2021年04月15日 のニュース
小学生のゴルフ全国大会「スタジオアリスジュニア・カップ」で、京都府福知山市の遷喬小学校5年、大槻呼幸さんが優勝した。4年の春休み中に出場した小学3、4年生・女子の部で、前半に首位と6打差をつけられたが後半に大逆転。快挙を喜んでいる。
日本女子プロゴルフ協会などが主催。予選大会は関東と関西の2会場であり、それぞれ上位6人が決勝に進む。大槻さんは3月29日に兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部で開かれた関西大会に出場。スコア75で、16人中4位に入った。
決勝も関西大会と同じ会場で、4月2日に開催。前半はパターに苦しみ、9ホールを終えた時点で1位とは6打差。大槻さんは「もう駄目だと思ったけれど、後半は気持ちを切り替えて、攻めようと思いました」と振り返る。
この切り替えが功を奏し、アプローチがさえ、チップインバーディーも決めた。苦労していたパターも復調し、後半9ホールをアンダーで回り、総合スコア74で逆転優勝を飾ることができた。
■夢ノート実現目標は渋野プロ■
以前から、かなえたい目標を“夢ノート”に書き記している大槻さん。スタジオアリスカップ制覇も、目標の一つだったといい、自分の力で夢を実現させることができた。
そして将来の大きな目標は、憧れの渋野日向子プロと競い合うこと。小学2年生のときにサインをもらい、「同じ舞台でプレーしようね」と声をかけられた。この出来事が、プロをめざす原動力になっている。
「渋野プロのように、誰からも応援される選手になりたい」といい、家族や関係者らの応援を受けながら、夢に向かって練習を続けていく。
写真=アリスカップでの優勝を喜ぶ大槻さん(大会の会場で父の照幸さん撮影)