9人と3頭にぎやかに ヤギと暮らす大家族

2021年04月18日 のニュース

 京都府福知山市奥野部に、ヤギと共に暮らす一家がいる。会社員、波多野和人さん(39)宅で、夫婦と、高校2年~生後4カ月の子ども7人がいる計9人の大家族。今年2月にヤギが加わり、よりにぎやかになった。さらに3月19日には、ヤギの赤ちゃん2頭が誕生。「すくすく育って」と願い、みんなで成長を見守っている。

 波多野さん宅には裏庭があり、隣の住民が所有する畑を借りて、野菜も育てている。周辺には雑草が生え、草刈りなどをするのが大変で、和人さんは「何か良い方法はないか」と考えていた。

 ヤギに草を食べさせ、農地などを管理する方法があることを知り、「うちにはペットもいないし、ちょうどいいんじゃないか」と家族に相談。新型コロナウイルスで子どもたちが家にいる時間も長いことから、飼うことが決まった。

 奈良県でヤギを飼っている人が、インターネットで里親を募集しているのを見つけて応募。2月にメスのウメ(4)がやってきた。小屋を建て裏庭で放し飼いにし、ヤギ1頭と共同生活が始まった。

 1カ月ほど経ち、驚きの出来事が起きた。予兆なくウメが突然、赤ちゃん2頭を出産。「譲り受けた際には、妊娠していないと聞かされていたので、とてもびっくりしました」と振り返る。

 一方で、「ゆくゆくは種付けし、子どもを産ませようと思っていたので、これはこれでハッピーな出来事でした」と笑顔。グリ(雄)とグラ(雌)と名付け、子どもたちも「可愛い」と大喜び。世話したり一緒に遊んだりしているという。

 和人さんは「9人家族に3頭が加わり、さらに大人数になりました。グリとグラの成長が楽しみで、これからもみんなで仲良く暮らしていきたいです」と話している。

写真=波多野家で生活するヤギたちと和人さん、息子の結心君(右)と善心君

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