タイガースWomen、福知山ゆかりの選手4人に 植村投手は甲子園開幕戦で始球式
2021年04月09日 のニュース

阪神タイガース女子硬式野球クラブチーム、阪神タイガースWomen(ウィメン)に、京都府福知山市ゆかりの選手が新たに加わった。先に入団していた福知山市池部出身の植村美奈子投手(28)は、甲子園開幕戦となった阪神-巨人戦で始球式に登板。左腕からの力強いストライクで球場をわかせた。
タイガースWomenは、女性が野球を続けやすい環境を-と、昨年12月に発足。阪神球団の支援は受けるが、プロチームではない。初の練習試合として、4月中に大阪体育大学、京都両洋高校などと計4試合行うことが決まっている。
■聖地のマウンドで左腕から力強い直球■
女子プロ野球で19年に最多勝など3冠に輝いた植村投手。6日の阪神-巨人戦では、「ピッチャー・植村」のコールで始球式のマウンドに上がった。巨人の1番打者・梶谷隆幸外野手の内角寄りに鋭い直球を投げ込んでストライク。憧れのマウンドでの一球をかみしめた。
阪神球団では、6~8日の3連戦を、阪神タイガースWomenのお披露目の機会として、試合開始前にチームの紹介映像などを放映。植村投手の始球式も、その一環として行われた。

■成美高OGの村松捕手「チムから必要とされる選手に」■
新たに入団したのは、福知山成美高校女子野球部OGの村松珠希捕手(23)。大阪府出身で、成美高を卒業後、昨季まで女子プロ野球チームに所属していた。キャッチングと二塁送球がセールスポイントで、「全力プレーで頑張ります。チームから必要とされる選手になるので、応援を」と話している。成美高OGは、田中亜里沙選手、山本涼香選手との3人になった。
写真上=甲子園開幕戦で憧れのマウンドに上がり、始球式をした植村投手
写真下=入団した村松捕手(いずれも阪神タイガースWomen提供)