日本の課題と向き合う学生たち集う 福知山公立大で2年ぶりに入学式
2021年04月03日 のニュース

京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(井口和起学長)は2日、中ノの市厚生会館大ホールで入学式を開いた。昨年は、新型コロウイルス禍で中止したため、2年ぶりの開催。全国各地から214人が新たな学びの道を歩み始めた。
新型コロナ感染症予防のため、式に保護者は出席せず、来賓も大橋一夫市長のみを招待した。3密を避けるため座席の間隔を十分にとって挙行した。
井口学長の入学許可宣言のあと、入学生代表が「地域との共働を通して、日本が抱える課題と向き合い、持続可能な社会の構築に貢献できるように学びを深めます」と宣誓した。
式辞に立った井口学長は「大学には、教員が真剣に検討した授業科目群が用意されていますが、いろんな手段を活用して学びを作り出すのはみなさん自身。一方、必須科目があり、関心がなくても学習しなければ卒業できないものもありますが、狭い自分にとらわれず、新しい自分を見つけ出してください」とエールを送った。
在校生を代表し、地域経営学部3回生が歓迎の言葉を送り、大橋市長が祝辞を述べた。
同大学は「市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」が基本理念。昨年4月に情報学部を新設し、地域経営学部との2学部の大学に発展し、入学定員も200人に倍増した。
今年度の入学生の内訳は地域経営学部111人(うち編入学9人)、情報学部103人。
写真=宣誓に立つ入学生代表