今年は「表年」 特産タケノコ豊作の期待-報恩寺で住民が朝掘りを初出荷
2021年03月22日 のニュース

京都府福知山市報恩寺で22日午前8時から、特産のタケノコの出荷が始まった。集荷場には地元の人が早朝から収穫した「朝掘りタケノコ」が次々と集まった。今年は豊作の見込める表年。気温が高いこともあり、この数年では最も多い収穫が期待できそうだという。いち早く春の味覚を味わおうと、直接買いに訪れる人もいた。
報恩寺のタケノコは軟らかく、えぐみの少なさで人気が高い。地元住民でつくる「報恩寺筍生産グループ」(松本良彦代表、82人)が出荷作業をしており、続々と集まるタケノコを、すべて地中に埋まっていた「上」▽穂先のみ地表に出ていた「中」▽3分の1ほどが地表に出たものなどを「小」に仕分けて箱詰めするなどした。
松本代表は「品質の良いものが多く上がっています。旬の味をたくさんの人に楽しんでもらえればうれしい」と話していた。
収穫は5月上旬まで続き、全体で約30トンを見込む。
集荷、販売はしばらくは2、3日おきで、4月11日から5月2日までは毎日。5月10日が最終日の予定だが、状況によっては早まる。時間は午前8時からで、当日分が無くなり次第終了する。全国発送もできる。
問い合わせは集荷場、電話0773(32)0334へ。
写真=報恩寺産のタケノコの出荷が始まった(22日午前8時5分ごろ)