「明智日向守」光秀が名前の由来 ヒュウガミズキの鉢植え市役所で開花
2021年03月14日 のニュース

大河ドラマ後も明智光秀の春を感じて-。京都府福知山市役所の秘書広報課窓口に、ヒュウガミズキの鉢植えが飾られている。ヒュウガミズキは丹波地方に多く自生しており、ここを所領としていた光秀が「明智日向守(ひゅうがのかみ)」と呼ばれていたことから名付けられた-とする説がある。
市役所の鉢植えは、大江町在住の市職員が、自宅で育てていたものを持参した。10年ほど前に市が取り組んだヒュウガミズキの植樹事業をきっかけに、自宅の露地と植木鉢で世話をしている。
光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が2月に終わったあとも、多くの市民が余韻のなかにいる。そこで、光秀のまちとしての盛り上げに一役買うことができればと、一番花付きが良い全長70センチのヒュウガミズキをきれいな鉢に植え替えて、秘書広報課に届けた。
花は現在5分咲き。同課は「光秀のまちならではの春の訪れを楽しんでほしい」と話している。
写真=市役所秘書広報課に飾っているヒュウガミズキ