高齢者施設でフレンチのフルコース 小食のお年寄りもペロリ

2020年11月29日 のニュース

 京都府福知山市行積の高齢者生活支援施設きらら(荒木早苗施設長)で27日、入所するお年寄りたちが昼食でフランス料理のフルコースを味わった。今年4月から施設に勤務する調理師の足立翔人さん(21)=大江町尾藤口=の企画で、お年寄りらが本格的な料理に舌鼓を打った。

 足立さんは福知山淑徳高校の出身。高校で調理師、卒業後に栄養士の資格を取って、きららで働き始めた。「母校で学んだことを生かし、料理でお年寄りが楽しめることをしたい」と、就職する前から温めていたアイデアを、管理栄養士ら他のスタッフと協力して実現した。

 新型コロナウイルスの影響で減っている外出、外食の気分も味わえるように、食事するリビングに入居者を歓迎するメッセージを添えたウエルカムボードを設置し、メニューを用意するなど雰囲気作りにもこだわった。施設には80歳代から100歳代までの28人が入所していて、この日は半数の14人に料理を振る舞った。後日、あとの14人にも同様の料理を提供する。

 メニューは「アボカドとトマトのセルクル仕立て」「カボチャリゾット」「白身魚のポワレ」などで、デザートも用意。見た目も華やかにし、かみこなす力の弱い人には、ムース仕立てにしたものを作るなど、一人ひとりが食べやすいように気を配った。

 施設は月2回ほど弁当や行事食といった特別な料理の日を設けているが、コース料理を提供したのは初めて。入所者たちはナイフとフォークを使ってじっくりと味わい、普段は小食の人も残さず食べるほどの人気だった。

 96歳の女性は「食べやすい味でとてもおいしいです。リゾットが特に気に入りました。コースで出てくる雰囲気も楽しいです」と笑顔を見せていた。

 足立さんは「喜んでもらえて良かった。作ったかいがありました。機会があれば今後もこうした取り組みをしていきたいです」と話していた。
 
 
写真=調理をする足立さん

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