幼稚園跡地など売却・貸し付け見込み物件を市が公開して潜在需要掘り起こし
2020年11月22日 のニュース

京都府福知山市は、幼稚園跡地など、民間への売却や貸し付けを見込む市所有の未利用物件情報をまとめて、市のホームページで公表している。これまでは売却できるようになった段階で個別に広報していたが、対象となる30件を一覧にすることで潜在需要を掘り起こすことにした。
未利用財産の民間活用を進めることで税収入の確保や維持管理費の縮減に努め、持続可能な財政運営につなげる狙い。
対象は普通財産の土地と建物で、旧市域と旧3町地域それぞれ15件。物件名、面積、用途地域のほか「境界確定に時間を要する」「浸水履歴あり」などの現況と課題を掲載している。
第一種住居地域で幅広い利活用が見込まれる市立雀部幼稚園跡地=前田=は、約2200平方メートル。現在進めている境界確定作業を終えれば、売却先を決める予定にしている。
市資産活用課は「まとめて公表するのは初めてで、民間利活用の可能性をしっかりと探りたい」と話す。
写真=民間売却に向けて境界確定作業が進む雀部幼稚園跡地