高血圧は何が問題? 医師が詳しく解説

2020年11月09日 のニュース

 今年度第3回の医師・歯科医師の健康教室が5日、京都府福知山市役所隣のハピネスふくちやまで開かれ、福知山医師会の田儀英昭さんが「高血圧って何が問題なん?」と題して講演した。

 田儀さんは、1998年から2年間、福知山市民病院循環器科に勤務したことがあり、現在は上篠尾二区のたぎ内科医院院長。健康教室では、「血圧って何なん?」「高血圧とは、何が問題なん?」「どうしたらいいん?」の3点について話した。

 高血圧治療について日本の臨床医は、日本高血圧学会が発表しているガイドラインを参考にしており、高血圧は診察室測定で140/90以上、家庭測定で135/85以上を指す。

 高血圧の原因は、不明のものが9割で、食塩の取り過ぎ、運動不足・肥満、飲酒・喫煙、ストレスなどに遺伝因子が合わさり、加齢も加わって発症する。原因があるものは1割で、腎血管狭窄やホルモン異常などによるもの。これは手術などによる原因の除去によって治療が期待できる。

 高血圧は、血管や心臓の病気を発症する重要な要因になる。血管は老化すると硬くなり、さまざまな合併症を引き起こし、どれも身体機能に著しい障害をもたらすことが多く、生命の危険もあり得る。心臓も狭心症、心筋梗塞などを引き起こす。

 血圧は高くてもなかなか症状が出ないため、普段から血圧を測り、自身の状態に気を留めることが大切。家庭で測って135/85以上が続くようなら、血圧記録を持って内科医に相談することを勧めた。

 また、血圧を下げるための生活習慣の改善も必要。食塩を制限、野菜・果物を摂取し、飽和脂肪酸、コレステロール摂取の回避、適正体重の維持、運動、節酒、禁煙などが組み合わさると、降圧は大きくなることが期待できると説明した。

 治療としては薬物療法があるが、勝手に飲むのをやめると狭心症を誘発するものもあるため、飲みたくない場合は医師に相談することが大切だと念を押した。

写真=高血圧の原因について説明する田儀さん

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