高齢男性が電話しながら電子マネー 架空請求詐欺防ぎローソン三和町店に感謝状
2020年10月29日 のニュース

京都府警福知山署などは28日、福知山市三和町千束のローソン福知山三和町店(オーナー・井川晶さん)と従業員の松野半さん(35)に、特殊詐欺被害を未然に防いだ功績で感謝状を贈った。
同署によると、同店に9月26日夜、丹波篠山市の男性(80)が1人で訪れ、約30万円分の電子マネーを購入しようと、松野さんにマルチメディア端末の操作を依頼した。
電話で誰かと話をしながら高額の電子マネーを購入しようとしていたため、特殊詐欺被害に遭っているのではないかと心配した松野さんが、男性に注意喚起をし、警察にも通報して被害に遭わずに済んだ。
男性は携帯電話料金の未納分があるという架空請求をされ、コンビニエンスストアで30万円近くを支払うよう指示されたという。
店には府警本部の特殊詐欺総合対策統括官感謝状、松野さんには福知山署長からの感謝状が贈られ、井川さんは「男性が被害に遭わなくて良かった。これからも地域の安全に貢献していきたい」と話した。松野さんは「常に特殊詐欺の被害が出ないよう気を配っています。今回のようなことは初めてで、これからも注意を払っていきたい」と気を引き締めていた。
写真=感謝状を受ける井川さん(左)と松野さん