光秀の福知山城を光の海に浮かべ 登城坂は光の川に

2020年09月29日 のニュース

 明智光秀が築いた福知山城(京都府福知山市)で10月1日から11月3日までイルミネーション・イベントが繰り広げられる。一般社団法人福知山青年会議所(宇田川鎮生理事長)による「福知山イル未来と2020~明かき光」。城の本丸広場や登城坂、石垣などに映像を映し出す大規模な「プロジェクションマッピング」を用意し、期間中は周辺で他団体のイベントもあり、宿泊を伴う夜の観光促進につなげる。

 プロジェクションマッピングは、光秀が福知山で取り組んだ治水対策、まちの歴史・文化をテーマに、舞鶴市出身の映像・空間ディレクター、三谷正さんが総合演出。昨年は、城近くのゆらのガーデンで、プロジェクター6台で実施したが、今回は50台に増やし規模を大幅に拡大する。

 メインの本丸広場では、夜の水面に浮かぶ城をイメージしたプロジェクションマッピングを投映。城へと続く登城坂では、全長130メートルにおよぶカラフルな「光の川」を作り出す。城の石垣などでも、映像を映す。

 本番に向けて26日夜、登城坂で試験投映をした。本番同様に音楽も流し、見慣れた坂道が幻想的な雰囲気に包まれた。担当する福知山青年会議所の足立聖忠専務理事(35)は「さまざまな団体に協力いただき、開催できることがうれしい。遠方への旅行が難しいなかで、市民のみなさんが、改めて自分のまちの魅力を感じるきっかけになれば」と話していた。

 プロジェクションマッピングの投映時間は、午後6時から9時まで。イベント開催期間の土曜日のみ、福知山城と福知山光秀ミュージアムの閉館時間を、午後5時から8時に延長する。

 このイベントは、同時期に開かれるザ・ワンダーナイトパーティーと合わせ、府とも連携した「福知山ナイトツーリズム」として実施する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今回は開催期間を長くして、来場者の分散化を図る。さらに府のガイドラインを順守し、マスク着用なども義務付ける。
 
 
写真=試験投映した登城坂

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