野生のアオサギが民家訪問 玄関先でリラックス
2020年09月25日 のニュース
動物愛護週間(20日~26日)中の22日、京都府福知山市上下大内の吉田鉄郎さん(69)宅に、アオサギとみられる野鳥が現れた。吉田さんらの姿を見ても逃げずに近付き、人懐こい様子を見せた。
現れたのは午後3時前。吉田さんの妻、和子さん(70)が家の前の道路そばで近所の人3人と世間話をしていたところ、近くの大内川方向から、体長80センチほどのアオサギがゆっくりと歩いてきて、そのまま吉田さん宅の敷地内に入った。
そのあと離れの外にいた鉄郎さんや和子さんの1メートルほどの距離まで接近。全然逃げようとはせず、和子さんが自宅玄関のほうへ行くと、ついてきた。
一本足でたたずむ姿も見られ、リラックスした状態でいたという。ボウルに水を入れて与えたが、飲まなかった。1時間ほど敷地内にいて、そのあと飛び立った。
アオサギは、古代ヨーロッパではもともとフェニックスの由来となる鳥・ベヌウとされていて、神のように崇拝されていたことから、見ると縁起が良いといわれている。
和子さんは「家の近くではサギをよく見かけますが、こんなに近くで見るのは初めて。縁起の良い鳥と聞くので、家まで来てくれてありがたかった」と話していた。
写真=和子さんのそばでたたずむアオサギ