コロナに耐えてきた選手にエール 入場行進で全員を紹介-全福知山学童野球

2020年08月01日 のニュース

 第50回全福知山学童野球大会(福知山市など主催、市野球協会主管)が1日、京都府福知山市和久市町の福知山SECカーボンスタジアム(福知山球場)で開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校、練習自粛に耐えてきた子どもたちにエールをと、開会式に参加した6年生72人の全選手を一人ずつ紹介する、今大会限りのオリジナル入場行進を行った。

 協会の学童公式戦は、昨秋の新人戦以来となる。全福知山は学童大会の中で協会、各チームとも最も力が入る大会で、密を避けるため選手を原則6年生に限定することや、球場内外での感染防止対策を徹底することで開催に踏み切った。

 今大会期間中は、球場入り口は正門側だけで、入場者には検温と健康チェックシートの記入、マスクの着用を求める。

 開会式は昨年優勝の昭和GUTSを先頭に出場13チームが入場。選手たちは前後の間隔をあけて歩を進め、ホームベース付近で自分の名前が呼ばれると、挙手や脱帽で観客席にアピールした。

 選手宣誓は、各チームの旗を背に雀部フェニックスの濱田伊津泰主将(雀部小)が「コロナの影響で思うように練習できない日が続いたけれど、自分たちの持てる力を全て出し切り、大会の歴史に新たなページを刻めるような熱い、熱い、夏にします」と気持ちを込めた。

 市野球協会の福間誠一会長は「コロナ禍で制限がある中でも子どもたちは一生懸命やってきた。50回の節目であり、何か思い出に残ることをとオリジナル入場行進を考えた」と話していた。

 昭和GUTS-成仁ジュニアーズ戦を皮切りに、福知山の夏の覇者を決める熱戦が始まった。順調に進めば16日に決勝をする。
 
 
写真上=観客席に向かってアピールする選手(1日午前9時10分ごろ)
写真下=選手宣誓する雀部フェニックスの濱田主将(1日午前9時40分ごろ)

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