青パトから高校生の声で防犯広報 特殊詐欺注意呼びかけ
2020年07月18日 のニュース

京都府警福知山署(熊谷真人署長)は防犯ボランティアと連携し、車両のマイク広報による防犯啓発を強化している。今年は防犯推進委員が乗る青色防犯パトロール車(青パト)で、福知山成美高校=福知山市水内=の生徒が新たに吹き込んだ録音データを流し、特殊詐欺被害防止などを市民に訴えている。
新型コロナウイルスの感染予防のため、例年のスーパー店頭などでの啓発を控え、パトカーのマイク広報など、人と接触しない方法で啓発活動を行っている。
青パト用のマイク広報文は、成美高に依頼。生徒会役員2年生の女子4人が、特殊詐欺、車上ねらい、自転車の盗難、子どもを狙った犯罪の4パターンを録音した。

録音した音声データは、スピーカーが付いている青色防犯パトロール隊福知山中央支部の8台で使用。一斉防犯パトロール活動の日の15日に、福知山署から出発した。
同支部代表の大野森志さんは「高校生の声は、良い声ではっきりとしている。市民にしっかりと聞いてもらえるよう、パトロールしたい」と話していた。
写真上=広報を吹き込む高校生たち
写真下=福知山署に集まった青パト