インターハイ中止にソフトテニス会場の京都府実行委「残念だが仕方ない」

2020年04月28日 のニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北関東を中心に開催予定だった夏の全国高校総体(インターハイ)が、中止になることが決まった。1963年に始まって以来、中止されるのは初めて。各競技のうち、ソフトテニス競技については、京都府福知山市で開かれる予定だった。

 主催する全国高等学校体育連盟(全国高体連)が26日、オンラインで臨時理事会を開いて決定。専門家の助言を踏まえ、競技中や移動、宿泊などでの感染リスクが高いこと、休校での練習不足で熱中症の危険性が高いこと-などを考慮して決断した。

 当初は、同時期に東京五輪が予定されていたため、北関東以外にも競技を分散し、実施することになっていた。福知山市内でも猪崎の三段池公園テニスコートで、1997年以来2回目のソフトテニス競技が、8月に開催される予定だった。

 府実行委の事務局を務める市文化・スポーツ振興課は「中止の決定は、とても残念ですが、新型コロナの感染防止のためには仕方がない」という。

 また全国高体連の岡田正治会長は、オンラインでの記者会見で、部活動の成果を発表できる場を設定するよう、各都道府県の高体連に要望する方針を固めたことを明らかにしている。

 これを受け、京都府高体連のソフトテニス専門部役員で、福知山市篠尾新町の柴田洋介さん(43)は、「インターハイ出場を目標に、練習に励んできた生徒たちの気持ちを無駄にしないように、何かできることを模索したい」と話している。
 
 
写真=ソフトテニスが実施予定だった三段池公園テニスコート。現在は使用中止になっていて、人の気配はない

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