府県超え、「一番近い学校」交流 三和小と西紀北小
2020年02月15日 のニュース

最寄りの小学校と交流しようと、京都府福知山市三和町千束の三和小学校6年生20人は10日、約7キロ先の兵庫県丹波篠山市本郷、西紀北小学校を訪れ、同校6年生7人と給食を一緒に食べたり、学習発表などをして親睦を深めたりした。
府県が違うため、これまで交流はなかったが、両校ともが一番近くにある小学校ということで初めて開催した。
児童たちは給食を一緒に食べたあと、体育館に移動し、学習した地域のことについてそれぞれ発表した。
西紀北小は、地元の春日神社について紹介。三和町との関わりが深く、1966年に三和からご神体を移して祭られるようになったこと、兄弟神社7社のうち4社が三和町にあり、見学したことなどを伝えた。
三和小は、町内に残る京街道を約10キロ歩いて、当時の人々の旅の様子や苦労などについて発表した。このあと、西紀北小の子どもたちが2本の縄で跳ぶダブルダッチを披露した。
三和小6年の熊谷桃子さんは「給食のお皿が陶器でおもしろかった。春日神社の細かいところまで調べていて、すごいと思った。また交流したい」と話していた。
写真=三和小の子どもたちの前で、ダブルダッチを披露する西紀北小の児童たち