高校生が企画「光秀」ツアー 福知山城などの解説も生徒が

2020年02月04日 のニュース

 福知山市大江町金屋、京都府立大江高校(永井正樹校長)ビジネス科学科の3年生たちが、9日に市内での「桔梗紋和紙灯籠づくりツアー」を企画し、準備を進めている。ツアーは毎年恒例で、今年は福知山城の見学や明智家の家紋「桔梗紋」をあしらった和紙灯籠作りなどを盛り込んでいる。

 3年生たちはビジネス実践の授業を通して地域創生にかかわる取り組みを研究。今年度は、福知山城を築いた戦国武将・明智光秀が主人公の大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に合わせて、桔梗紋や光秀を祭る御霊神社(中ノ)の鳥居などを描いた巨大デザイン画を制作し、神社そばの福知山パーキングに設置した。ツアーは1年間の集大成の事業として、今話題の光秀に的を絞った企画にした。

 3年生9人が昨年末から、ツアーのコースや時間割設定、当日の役割分担などを決めてきた。

 当日午前8時45分にJR福知山駅改札口前に集合し、貸し切りバスで最初に福知山城へ行く。3年生が天守閣、石垣について説明。福知山光秀ミュージアムも訪れ、光秀や福知山の歴史について解説する。

 このあと夜久野町のやくの木と漆の館で、丹後和紙(丹後二俣紙)に、漆で城や桔梗紋を描く。各自で昼食をとったあと、大江町の和紙伝承館で紙漉き体験をする。

 午後3時30分ごろからは大江高で、漆の館で描いた和紙を使って灯籠を作りをし、同5時ごろに福知山駅で解散する。

 ツアーは日本旅行TⅰS福知山支店が取り扱う。募集人員は20人。旅行代金として1人3千円がいる。申し込みは6日までに、同福知山支店、電話(23)8631、ファクス(23)8637へ。問い合わせも支店で受け付ける。

 3年生の尾上暖佳さんは「福知山の伝統文化である和紙や漆、光秀についても知ってもらえるきっかけになればうれしい」。平井さくらさんも「多くの人たちが体験を通じて楽しんでほしい。自分自身も楽しみたい」と話している。

写真=アーの参加を呼びかける3年生

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