特産の丹波栗、大粒の実育つようにと生産者がせん定研修
2020年01月31日 のニュース

実の大きさが魅力の特産丹波栗。生産量と品質向上をと、JA京都丹波くり部会福知山支部(足立勝之支部長)は29日、京都府福知山市猪崎、音無瀬橋付近にある赤壁八壽男さん(72)の栗畑で、せん定研修会を開いた。市内から生産者たち約15人が参加し、大粒の実を育てるために必要な方法を学んだ。
府中丹広域振興局森づくり推進室の重岡俊彦さんが講師を務めた。
参加者らは資料を見ながら、栗は最も日照を必要とする果樹であること、枝は横に広く伸ばしていくと収穫量が上がることなどを確認。残す枝を決め、その枝を日陰にしている枝を切るように、全員で考えながら木のせん定をしていった。
所有者の赤壁さんは「研修には毎年参加しています。せん定は大粒の実を育てるのに大事な作業で、思い切って枝を切っていく必要があります。毎年勉強をさせてもらっています」と話した。
写真=参加者で考えながらせん定をした