光秀祭る御霊神社で本能寺の詩碑清掃 牧水吟詠会
2019年12月29日 のニュース

詩吟の吟道賀堂流牧水吟詠会(西田賀公亮会長)は、明智光秀を祭る京都府福知山市中ノ、御霊神社境内に建つ「本能寺の詩碑」の清掃をした。新年を迎えるため、ブラシで磨き、石碑に生えたコケなどを取り除いてきれいにした。
石碑は、賀堂流宗範の牧賀公さんの遺徳をしのび、光秀の霊を鎮めるため、御霊神社創建290年と牧水吟詠会の30周年記念が重なった1994年に建立した。
碑には、光秀が1582年に織田信長を本能寺で討った史実を江戸時代の漢詩人、頼山陽が詠んだ「本能寺」の漢詩が記されている。
清掃は毎年、この時期にしている。今年は24日に会員5人が参加した。小雨がぱらつく中、洗剤を使い碑の表面などをブラシでこすって、汚れを落とした。周囲の落ち葉なども取り除き、一帯をきれいにした。
写真=石碑を磨く会員たち