ゆず湯でぬくぬく あすの冬至を前に福知山温泉
2019年12月21日 のニュース

あす22日は昼間の時間が1年で最も短くなる「冬至」。これを前に、京都府福知山市長田段の福知山温泉養老の湯(家田龍一社長)で21日からゆず湯のサービスが始まった。入浴客が体も心もぬくぬくと温めている。22日まで。
冬至にゆず湯に入ると風邪を引かないとされる風習にちなんだもので、17年前から続けている。今年は三和町などの農家からユズ約100キロを取り寄せた。
男女それぞれの内湯やヒノキの露天風呂にユズを浮かべたほか、柑橘類で最大といわれる熊本八代産のザボン(晩白柚)も一緒に入れている。
浴場には湯気とともにユズの爽やかな香りが漂い、午前10時の営業開始を迎えると、続々と利用者が入浴。肩まで湯船につかり、ふーっとひと呼吸していた。
家田社長(55)は「ゆず湯を楽しみにしてくれている人が多く、冬至の日は駐車場に入りきらないほど、お客様に来ていただいています」と話している。
入浴時間は午前10時から午後11時(受け付けは午後10時30分)まで。
福知山市広峯町のニコニコ温泉では22日、ゆず風呂にする。時間は午前8時から深夜0時まで。
写真=湯船に浮かぶザボンやユズ