令和最初のしめ飾り 大原神社で8メートルの大縄新調
2019年12月09日 のニュース

京都府福知山市三和町大原の住民らでつくる大原うぶやの里活性化推進協議会(小林英夫会長)は8日、地区内にある大原神社の拝殿に飾る全長8メートルの大しめ縄を新調した。1年おきにしていて、今年は令和初と協議会設立10周年の二つの節目が重なり、特別な思いを込めて仕上げた。
しめ縄づくりは、境内の絵馬殿であり、足踏み脱穀機でほぐし、木槌でたたいて柔らかくしたわらを、ロープを軸にして、太く編んでいった。拝殿のほかに、境内社・火の神神社と水門神社のものもこしらえた。
今回は、地域活性化で活動を共にする福知山公立大学から4年生2人と中尾誠二教授が参加し、地元住民に教わって一緒に作業した。

しめ縄の形にすると、飛び出した余分なわらをハサミで丁寧に切り取って完成。紙垂(しで)や榊(さかき)を飾り付け、長はしごをかけて拝殿に取り付けた。
大学生の朝倉慎也さんと遠藤敦也さんは「こんなに大きなものになるとは想像以上でした。手作業で大変だったけれど貴重な体験になりました」と話す。小林会長は「令和元年、協議会設立10周年のしめ縄づくりで、これまで以上の新たな気持ちで新年を迎えたい。大学生も一緒にしてくれて、大変刺激になりました」と話していた。
写真=住民にならい木槌でわらをほぐす大学生(左)
写真=力を合わせて大しめ縄を作った