光秀追い風に、市が「福知山ファンクラブ」創設
2019年11月05日 のニュース
京都府福知山市は、市外の人を対象にした無料会員制度「いがいと!福知山ファンクラブ」を創設した。メールマガジンの配信をはじめ、著名作家がデザインした会員証の贈呈や会員特典もある。福知山ゆかりの明智光秀が主人公となるNHK大河ドラマの放送開始を来年に控え、福知山を訪れる人口を増やしたいと期待を込める。
市外の人に広報誌を送るなどしてきた既存の「ふくちファンクラブ」を刷新した。
ファンクラブの会員になれば、メールマガジンを月1回配信するほか、市開催イベントの優先枠、協賛する市内23施設・店舗での割引やプレゼントなどの優待特典を受けることができる。
会員証のデザインは3種類。「天空の城ラピュタ」などスタジオジブリ作品で美術監督を務めた山本二三さんの「福知山城」▽人気ゲーム「戦国無双」などの武将イラストで知られる諏訪原寛幸さんの「明智光秀」▽江ノ電ポスターなどを手がけるイラストレーター・ジュジュタケシさんの「平成の大鬼」から選べる。
市は「福知山を好きになって多くの方に訪れてもらいたい。まずは、刷新前の327人から約3倍の1千人の会員登録を目標にしたい」としている。
市は協賛する市内の店舗を随時募集している。特典にかかる費用は各店舗の負担になるが、内容は自由で、登録は無料。協賛店の情報はメールマガジンなどで会員に周知を図る。
問い合わせは福知山市秘書広報課、電話0773(24)7000へ。
写真=会員証は選べるデザインの3通り