信金の誘致で三重県桑名から光秀福知山城に観光客
2019年10月03日 のニュース

京都府福知山市内記一丁目の福知山城に2日、桑名三重信用金庫(本店・三重県桑名市)の利用者ら約120人が観光で訪れた。京都北都信用金庫(本店・宮津市)が取り組む団体観光誘客の活動が実を結んだもので、森屋松吉理事長らが城で出迎えて歓迎した。
誘客活動は一昨年から実施。地域活性化につながれば-と、業界ネットワークを活用。海の京都DMO(一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社)とも協力し、全国各地にある信用金庫の団体旅行企画担当者を対象に体験ツアーを開くなどしている。
これが功を奏しており、今年春には各地の5信用金庫から約1500人が、宮津市を中心に観光で訪れた。そして今回、初めて福知山市を含むルートで旅行が企画され、桑名三重信用金庫の利用者が城を訪問した。
城天守閣前の広場では、森屋理事長、福知山市内にある3支店の支店長、福知山観光協会の福島慶太会長らが「ようこそ明智光秀ゆかりの地、福知山へ!」と書かれた横断幕を掲げ、一行を出迎えた。
また京都北都信金と海の京都DMOから、丹後ちりめんの風呂敷を全員にプレゼント。近くに土産物店が無いため、市佐藤太清記念美術館前に臨時の土産物店も設置し、最大限のおもてなしをした。
京都北都信金の誘客活動について、福島会長は「非常にありがたい取り組み。この活動で来福していただいた人たちが、訪れて良かったと思ってもらうことで、市の観光がもっと盛り上がれば」と期待していた。
桑名三重信用金庫からは、24日までにあと約360人が、3班に分かれて訪れる予定。
写真=城を訪れた団体客に歓迎のあいさつをする森屋理事長