福知山花火大会は「再開の検討段階にない」 議会で市が見解
2019年09月12日 のニュース
京都府福知山市の9月市議会定例会本会議で、11日に一般質問が行われた。この中で、花火大会復活への展望を問われた産業政策部の櫻井雅康部長は「現時点では、市として再開を検討する段階にない」との見解を、改めて示した。
福知山花火大会は北近畿最大規模のイベントだったが、57人が死傷した2013年の屋台爆発炎上事故以来、開催されていない。質問議員は「元気回復の起爆剤となる花火大会の復活を望む。時期尚早ということもあると思うが、将来的な展望は」と質問した。
これに対し、櫻井部長は「実行委では、被害者や遺族との話し合いを進め、全員の救済が完了した。一方で、後遺症に苦しむ方がおられるのも事実。正式に再開の要望も受けていない」と説明。そのうえで、再開の検討は「市民や関係団体など多くの幅広い支持が前提になる」とした。