サムライになりたい-「一日城主」に豪州の中高生

2019年07月29日 のニュース

 明智光秀が築いた福知山城や城下町の知名度アップなどの取り組みの一つとして、京都府福知山市が公募していた「一日城主」に、「サムライになりたい」というオーストラリアの中学・高校生12人が決まった。計29件の応募があり、意外性や話題性などを考慮して選んだ。
 
 光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、2020年に放送されることから、「知られざる明智光秀プロジェクト」として企画した。一日城主は、福知山城天守閣を24時間まで自由に使うことができる。
 
 選ばれたのは、オーストラリア南東部にあるジーロング中高一貫校で日本語を学ぶ生徒たち(中学3年生11人、高校2年生1人)。9月に日本文化の研修で来日し、福知山でホームステイする計画が当初からあり、綾部市の日本側コーディネーターを通じて情報を知り、日程が合ったことから応募した。
 
 一日城主の就任日は9月17日。サムライなどの姿に扮するほか、福知山城と関係が深い郷土芸能・福知山踊りや茶道の体験などを予定している。
 
 大橋一夫市長は「『“いがいと”福知山』のブランドメッセージらしい、意外な一日城主が誕生することになりました。外国の方が一日城主に就任するのは前代未聞だと思います。福知山の新たな魅力を発見し、母国に持ち帰ってほしい」と話す。
 
 夢がかなうことになった生徒たちは「素晴らしいことになってきた」「今まで一度もお城を見たことがない。待ちきれない」などとコメントを寄せている。
 
 応募の内訳は市内が6件、市外が23件。光秀にちなんだコンサートの開催、戦国時代体験や撮影会の開催などの提案があった。
 
 
写真=海外から「一日城主」を迎えることになった福知山城天守閣

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