春風に揺れギオンシダレザクラ咲く 福知山城
2019年03月29日 のニュース

京都府福知山市内記一丁目、福知山城公園の昇龍橋そばにあるギオンシダレザクラが開花した。通りがかりの人らが足を止め、春風に揺れる美しい花に見とれている。現在は5分咲きほどで、4月7日ごろまで楽しめそう。
この桜は、福知山城を再び桜の名所に-と、市民ら有志で結成した「お城に花を咲かせましょう実行委員会」が、17年に植樹したもの。天守閣入り口にも1本ある。
2本とも、日本各地の桜の保存活動をする佐野藤右衛門さん=京都市=から寄贈を受けた。円山公園(京都市)にある桜の子孫で、長い枝のあちこちに、ピンク色の花を咲かせている。
寒緋桜が満開
城に登る坂の途中にある寒緋桜も満開になっており、美を競い合っている。公園内にはソメイヨシノも30本ほど植わっており、つぼみの状態から判断すると、今週末ごろから咲き始めそう。
また岐阜県の郡上・桜守の会から寄贈を受け、17年に植樹された荘川桜5本、臥龍桜1本も育ってきており、昨年は1、2輪ほど花をつけた。今年は昨年よりも多く開花する見込み。
市都市計画課は「これから開花が進んでいくので、城とともに花見も楽しんでほしい。ソメイヨシノが咲き始めれば、夜のライトアップもしたい」と話している。
写真=ピンク色の花を咲かせるギオンシダレザクラ