アサヒのスーパードライに福知山城のデザイン缶

2019年03月19日 のニュース

 アサヒビール京滋統括支社(大塚直樹支社長)は、福知山城を缶にデザインしたビール「アサヒスーパードライ」(350ミリリットル)を、19日から販売開始した。発売の打診を受けた京都府福知山市は、まちの魅力発信のためにと合意。販売1本ごとに1円が市に寄付され、城の保全に役立てられる。

 福知山城は、明智光秀が築いたとされ、光秀が2020年の大河ドラマの主人公になることが決まったことで注目が集まっている。明治の初めの廃城令で取り壊されたが、1986年に瓦一枚運動など市民の熱意で天守閣が復元され、まちのシンボルとして親しまれている。

 デザイン缶の販売は、ほかの支社でも取り組んでおり、姫路城でも同じ内容で実施したことがある。

 販売の打診を受けた市は、「城とまちへの愛着を高めてもらうきっかけになるのでは」と快諾。デザインは両者で相談して決めた。

 城のイラストと名前のほか、「明智光秀ゆかりのまち福知山」の文字も記載し、大河に向けてアピール。約8万6千本を用意し、府内を中心に置く。数量が無くなり次第、販売を終了するという。

 18日に市役所で開かれた記者発表で、大橋一夫市長は「多くの人が市に関心を持つきっかけになれば」と期待。同支社の大塚支社長は「寄付はまちづくりの一助として、城の保全に役立ててほしい」と話した。

 

写真=福知山城デザイン缶

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