スポーツやイベントに活用 棚田の村・毛原に多目的広場
2019年02月28日 のニュース

600枚の棚田が広がり、日本の棚田百選に入っている京都府福知山市大江町毛原に、多目的広場ができた。住民たちの交流、憩いの場として、スポーツやイベントなどに使っていく。3月2日に竣工式をする。
地区内にはこれまで、運動などができる広場がなかったため、毛原自治会(水口清司会長)が造成を計画し、2012年に着工した。
場所は地区の玄関口の山沿いで、自治会が所有する竹林だった場所を切り開いて造った。
造成面積は8753平方メートル、広場の面積は1930平方メートルで、休憩できる藤棚やテーブル、ベンチ、簡易トイレ、管理事務所を設けた。
このほか約15台置ける駐車場、山からの土砂を沈殿させておく人工池「沈砂池」も造った。
施設の名称は「毛原の棚田広場」。グラウンドゴルフや地元イベントに使えるほか、広場からは地区内に広がる棚田を見渡すことができる。また地元で取れた農産物などの直売所としても活用していく。
2日は午前10時から現地で竣工式をし、フジの木の記念植樹をする。式のあとはグラウンドゴルフ大会もある。午後0時30分からは地元公会堂で祝賀会を開く。
水口自治会長(61)は「今後広場をどのように活用していくか、地元住民みんなで考えていき、大切に使っていきたい」と話している。
写真=完成した毛原の棚田広場