【由良川】アユの釣果、気象条件悪く量やサイズにムラ
2022年09月01日

京都府北部を流れる由良川本・支流で、アユ釣りを楽しむ人の姿が見られる。全体的に釣果にはムラがある状態だが、30日まで楽しめる。網漁も全面解禁されている。
福知山市内記一丁目に事務所を置く由良川漁業協同組合(日和隆組合長)は、「今年は6月に雨が少なく、7月に流域で豪雨が頻発するなど、アユの成長や漁には適さない気候が重なりました。そのため、釣れる場所やサイズが極端に偏っています」という。
買い取りをしている同漁協に持ち込まれる量は、一日に80キロほどあるときもあれば、全くないときもある状態。
体長は小さいものは12センチほどだが、25センチを超える大きなものも上がっている。
釣れる場所とそうでない場所がはっきりしているといい、現在は綾部市小貝町などでよく上がっているという。
漁協は「天然アユの遡上も確認しており、魚はいます。まだ漁期はあるので、釣れるポイントを探しつつ楽しんでもらえれば」と話す。
10月は禁漁期間となり、11月には産卵を終えた「落ちアユ」漁が解禁される。
漁には遊漁証が必要で、年券が1万円、日券が3千円。市内の釣具店などで販売している。
週末の舞鶴湾の潮位
【3日】満潮=5時56分(45センチ)▽干潮=0時1分(36センチ)、13時47分(26センチ)
【4日】満潮=6時40分(46センチ)▽干潮=15時7分(25センチ)
写真=漁協に持ち込まれたアユ。25センチ超えも