京都府の就農制度研修 ベトナム出身女性が修了 三和で夫と万願寺栽培

2026年03月20日 のニュース

 府の就農制度を活用し、京都府福知山市三和町千束の担い手養成実践農場で、栽培の技術指導などの研修を受けてきたベトナム出身のグエン・ティリンチさん(40)の修了証書交付式が12日、町農業振興センターで開かれた。今後、夫のタイ・チークンさん(38)と一緒に、特産の万願寺とうがらしを栽培・販売する。

 ティリンチさんは夫と息子の3人家族で、2018年に三和町へ移住。就農に向けた研修を行う府の独自制度を活用し、昨年4月から技術指導者で万願寺とうがらしを栽培している松行輝さん(48)から、栽培技術や農業をする上で大切なことなど学んできた。

 修了証書交付式には、ティリンチさんとチークンさん、行政や農業などの関係機関の代表者らが出席。府中丹西農業改良普及センターの中川淳子所長が、「これからは経営安定、向上をめざして研さんされると思うが、新規就農の場合は地域の関係作りがその後の営農にとって大切になる。積極的にコミュニケーションをとっていってほしいと思います。困ったことがあれば相談を」とあいさつ。

 技術指導の松行さんは「農業で大事なのは計画を立てて、忍耐強くコツコツやること。2人はそれができる。失敗も多いが、頑張ってやっていってください」とエールを送り、農地の所有者で担い手づくり後見人の大槻是明さん(87)も「早くから遅くまで頑張っておられ感心していた。応援したい」と話していた。

 ティリンチさんは「土づくりから収穫までたくさんのことを学び、出荷や販売についても勉強した。毎年の作業や収量を記録し、経験を積み重ねること、毎年品質と収量を安定させることが大切と分かった。難しいが、一生懸命努力していきたい。まずは安定した栽培をめざし、品質をそろえ、農業で生活できるように努力します。経験を積んで、農業を始める人に、学んだことや経験したことを伝えたい」と決意を示した。

 2人は実践農場の千束などの農地で栽培を始め、就農5年目にはハウス3棟と露地を合わせて15アールに広げ、約480万円の所得をめざす目標を掲げている。


写真(クリックで拡大)=出席者と一緒に写真撮影をするティリンチさん(前列右から2人目)

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