北近畿初 資源循環型施設が完成 下水汚泥を固形燃料に

2026年03月16日 のニュース

4月に本格稼働へ 新たな設備も導入 市が再整備

 京都府福知山市上荒河の福知山終末処理場が、下水汚泥を固形燃料へ再資源化する汚泥有効利用施設に再整備された。北近畿では初となる資源循環型施設で、作られた燃料は石炭の代替燃料として活用。4月から本格稼働する。

 施設の老朽化に伴い、市が2020年度から進めてきた事業で、総事業費は約65億円。国庫補助金34億6千万円、有利な企業債30億1千万円などを充てた。汚泥処理棟など3棟(延べ床面積計約1100平方メートル)を新設したほか、新たに固形燃料化設備などを導入した。

 これまで、下水汚泥は処理区ごとに焼却し、焼却灰を埋め立て処分していた。新施設では市内全域の下水汚泥を集約し、濃縮、消化、脱水などの工程を経て、日量約2・7トンの固形燃料を生成。民間の火力発電所などに1トン当たり156円で売却される見通し。

 温室効果ガス排出量は従来比で約68%減の年間1317トンとなる予定。処理過程で使用していた重油を地元産木質ペレットに切り替え、化石燃料の使用をゼロにすることで年間約350万円のコスト削減も見込む。

 市によると、下水汚泥の燃料化は、京都府や京都市、近畿圏でも導入が進むが、北近畿では初の施設となり、炭化炉室棟には、汚泥を炭化して燃料化する「電熱スクリュ式炭化炉」を全国で初めて導入した。


写真上(クリックで拡大)=再整備された福知山終末処理場
写真下(クリックで拡大)=下水汚泥で生成された固形燃料(市提供)

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