「春の女神」ギフチョウ、雄雌3匹が羽化 厚中問屋町大地さん宅
2026年03月14日 のニュース
「春の女神」と呼ばれるギフチョウの羽化が14日、京都府福知山市厚中問屋町の愛蝶家、大地洋次郎さん(85)方で始まった。昨年より4日早い羽化で、3匹が羽を広げ、元気な姿を見せている。
ギフチョウはアゲハチョウ科の仲間で、本州のみに生息する日本固有種。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定され、府の天然記念物になっている。
羽を広げた大きさは6~7センチで、黒と黄色のまだら模様に赤、青、オレンジ色の紋が入っているのが特徴。
大地さんは1990年から、ギフチョウの飼育を続けている。今回も昨年6月に幼虫からさなぎになった個体を飼育箱で育ててきた。
14日午前8時に大地さんが飼育箱を見て、雄1匹、雌2匹が成虫になっているのを確認。3匹を自宅内に設けた飼育小屋に移し、観察を続けている。
成虫は小屋の中の早咲きの桜やサクラソウに止まり、美しい姿を見せている。羽化後4、5日すると交尾して食草のカンアオイに卵を産み付ける。
羽化は4月初め頃まで続く。今年は100~150匹が成虫になると見込んでいる。
大地さんは「このところの寒の戻りで、羽化はもう少し先かなと思っていました。長いさなぎの期間を経て、羽化した成虫の姿を見ると、生命力を感じるとともに、ようやく春が来たなという思いが湧いてきます」と話している。
写真(クリックで拡大)=飼育小屋の中で美しい姿を見せるギフチョウ(きょう午前9時ごろ)









