廃扇風機を〝魔改造〟し、マグロ一本釣り競争 三和町のコアマシナリー社内イベント
2026年03月01日 のニュース
京都府福知山市三和町芦渕、精密機械部品製造業のコアマシナリー(岡本真樹社長、25人)は27日、社内イベント「魔改造の8時-17時」を、同町寺尾の三和荘で開いた。廃扇風機を“魔改造”し、10メートル先のマグロの縫いぐるみ(重さ2キロ)を巻き取る「扇風機マグロ一本釣り競争」をして、2カ月かけて作り上げたマシンの性能を競った。
同社は精密切削と、表面の耐摩耗性・耐食性を高めるコア技術を持ち、マイクロメートル(1千分の1ミリメートル)単位で多数のアルミ部品を組み上げた精密製品も手掛ける。
イベントは、アイデアを実行する能力や柔軟な発想力の向上、結束を深めることなどを目的に、業務の一環として就業時間内に制作作業をすることとしており、昨年度に始めた。2025年3月の初回は、動力付きのミニスケボーに人形を乗せて走らせ、10メートル先まで運ぶレースをして盛り上がった。
今回のマグロ一本釣り競争は、魔改造委員会(塩見政敦委員長、4人)が企画した。4人でつくるAチームと6人のBチームが名乗りを上げ、試行錯誤を繰り返しながら制作した。
AチームはAIを駆使して設計。動力源は自動車のバッテリーを採用し、黒を基調に洗練された見た目に仕上げた「MAKI MAX5」で勝負した。
Bチームは動力源に電動ドリルを使うなど、身近な材料で改造。船に見立てた本体を、大漁旗や社員の写真で飾り付け、派手な外見にした「こあまし丸」で挑んだ。
金融機関や行政関係者ら約20人が見守るなか、各チーム3回ずつ挑戦。Aの1回目がゴールまで巻き切れずに失格となる波乱の展開となったが、その後はA、Bともに、順調にタイムを縮めていった。
コースには障害物が設置されていて、マグロが跳ねながら高速で巻き上げられていく様子に、歓声が上がった。勝負は4秒28を記録したAが勝利し、岡本社長(43)から賞状と賞金が贈られた。
岡本社長は「マシンの性能を一切知らず、この日を迎えたので心の底から楽しめました。あのスピードで2キロのマグロを巻き取れるのはすごい」と評価。今後も魔改造イベントを続ける予定で、「他社にも参加を呼びかけ、一般の人に見てもらえるようにできれば」と話していた。
写真(クリックで拡大)=勢いよく巻き上げられるマグロ









