「丹波くり」生産拡大へ 5市町の生産者が結束「京都丹波くり研究会」を設立

2026年02月28日 のニュース

 生産量が減少する丹波地域の秋の味覚を代表する「丹波くり」の生産拡大を図ろうと、京都丹波地域の生産者たちが「京都丹波くり研究会」を設立した。福知山、綾部、亀岡、南丹、京丹波の5市町の23人が会員で、栽培技術研修会や情報交換をすることにしている。

 丹波くりは、京都と兵庫にまたがる昔の丹波国で産出される栗で、京都府内では南丹広域振興局と中丹広域振興局(舞鶴市除く)管内で栽培された栗のことをいう。府林業統計(2025年版)などによると、府内の栗の生産量は1978年には約1500トンだったが、2021年には100トンを切り、24年は約79トンとなっている。

 会員は、栽培など卓越した技術を持つ丹波くりマイスターの養成講座(府主催)の受講者らを中心に結成。以前にもくり園の経営・栽培技術を研究する組織があったが、高齢化などでコロナ禍以降は活動していなかった。そこで、メンバーの一員でもあり、丹波くり栽培の「地域特産物マイスター」の認定を受けている山内善継さん=京丹波町=から新組織立ち上げの要望を受け、同じくマイスターの細見昌一さん=三和町辻=らが中心となって設立準備をしてきた。

 設立式は20日に京丹波町のみずほガーデンロッジであり、会員21人が出席。会員を代表して細見さんは「私たちの師匠の山内さんから、新しい組織を立ち上げて、丹波くりの発展と一人でも多くの丹波くり農家をつくってほしいと依頼された。丹波くりの生産量を私たちが元気なうちに100トンの大台にのせ、あとに続く人を育てていくことが大事だと思っている。みなさんの知恵を借りながら盛り上げていきたい」とあいさつした。

 このあと、「この研究会は、会員相互の栽培技術研修や情報交換などにより丹波くりの生産拡大をめざす」といった規約案を示し、会員からさまざまな意見が出された。また、会長には細見さんを選出した。

 閉会後は、「京都丹波くり研究会」などとプリントされたオレンジ色のそろいのジャンパーを着用して記念撮影した。


写真上(クリックで拡大)=そろいのジャンパーを着て記念撮影
写真下(クリックで拡大)=100トンをめざしたいとあいさつする細見さん

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