閉院の三和診療所、8月に市直営で再開へ

2026年02月26日 のニュース

新年度当初予算案に運営費を計上

 京都府福知山市は、閉院している三和町千束の三和診療所を8月に市直営の国民健康保険診療所として再開する方針を明らかにした。新年度当初予算案に、診療所再開に必要な費用が盛り込まれている。市議会で可決されれば、休診となった2024年11月以来、約1年9カ月ぶりに町内唯一の診療機関の窓口が開く。

 市によると、公設民営方式で翠生会松本病院=土師宮町=が長年にわたり運営してきた。しかし、2020年以降は新型コロナウイルスによる業務多忙や経営上の問題などを理由に、休診と再開を繰り返してきた。

 一方で、松本病院は住民の通院機会を確保するため、本院までの送迎を代替措置として継続。福知山市と協議しながら診療再開を模索してきたが、契約更新に至らず、その後、整理期間を経て、25年6月末に撤退・閉院となった。

 これを受け、市は住民の医療機関の利用状況などについて実態調査を実施。その結果や、地元の要望、近隣の六人部地域にも内科などの一般診療を行う医療機関がないことなどを総合的に判断し、市直営の国民健康保険診療所として再開することにした。

 福知山医師会の紹介を受けた民間医療機関の医師を院長として委嘱し、診療を再開する。診療日は毎週月曜、水曜、金曜日で、診療時間は午前9時から午後0時30分まで。

 診療所の運営費として約3300万円を新年度当初予算案に計上し、現在会期中の市議会3月定例会に提案している。

 市保険年金課は「開設に向けて進めることになり、ひとまず良かったが、再開がゴールではなく、広く周知し、多くの人に利用してもらいたい」としている。

 

写真(クリックで拡大)=閉院している三和診療所

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