絵本の楽しさ届け一年 公立大生の2人、大正小で読み聞かせボランティア
2026年02月20日 のニュース
京都府福知山市にある福知山公立大学地域経営学部4年の竹田千晴さん=京都府出身=と藤岡美沙さん=兵庫県出身=は、昨年4月から水内の大正小学校の読み聞かせグループに所属し、児童に絵本の楽しさを伝えている。週1回続けてきた活動は、卒業を迎える3月で一区切りとなる。18日も朝読書の時間に教室を訪れ、子どもたちを物語の世界に引き込んだ。
2人は3年次から始まったゼミ活動で、多世代が交流できる場づくりやボランティア活性化を模索する中、絵本を活用したコミュニケーションに着目。持ち寄った絵本の魅力を紹介し合う「絵本ビブリオバトル」や子育て世代向けのお話し会などを企画し、市内外で実践を重ねてきた。
こうした活動を通じて縁が生まれた大正小読み聞かせグループ「ぽとふ」(吉田淑子代表)に4年次から加わり、研究と並行し、学校読書ボランティアを続けている。
水曜の朝に10分
読み聞かせは毎週水曜の朝に実施。メンバーが各自で選んだ本を手に教室を訪れ、約10分間読み聞かせる。
この日は竹田さんが2年生、藤岡さんは3年生を担当し、猫の日(2月22日)が近いことなどにちなみ、猫が登場する絵本を読んだ。話の展開に合わせて表情や声色を変えながら丁寧に読み聞かせ、子どもたちは真剣な表情で聴き入っていた。
終了後は校長室に集まり、その日に読んだ本を選んだ理由や児童の反応などを共有する振り返りもする。吉田代表は「若い視点が加わり、本選びの幅が広がりました。地元の大学生と関われることは、子どもたちにも私たちにも良い刺激になっています」と笑顔を見せる。
竹田さんと藤岡さんは、この春からそれぞれ地元に帰って就職するため、3月4日で活動を終える。一方で、2人の取り組みを知り、新たに読み聞かせボランティアに関心を寄せる後輩がいるという。










