明治期の大般若経典修復、祈祷会で600巻転読 下篠尾の円応寺所蔵
2026年02月08日 のニュース
京都府福知山市下篠尾、曹洞宗円応寺(大山義典住職)で明治44年(1911)から使われている大般若経典600巻が、このほど修復され、5日の大般若祈祷会で初めて使われた。12カ寺の僧侶が転読し、社会の平安無事や檀家の一年の幸せなどを祈願した。
折り本の大般若経典は長年の使用で破損などが目立ち、高速でパラパラとめくるようにして経題など一部分を読む転読の作業が、困難な状態になっていた。
そこで檀家の竹下義崇さん(71)が一昨年に亡くなった父の追善供養に-と、新調することを提案。その後、同寺が相談した専門業者から「価値があるものなので修復を」とアドバイスを受け、竹下さんと相談した上で修復を依頼することにした。
大般若祈祷会には檀家と御詠歌の梅花講の講員約30人が参詣。僧侶たちが、きれいになった大般若経典600巻を手分けして転読し、檀信徒の安寧を祈願した。
竹下さんは「長く使い続けておられるものなので、次の代にも継続して使ってほしいです」と願い、大山住職は「転読がしやすくなりました。寺宝として大切に使いたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=修復された大般若経典で転読する僧侶たち









