【衆院選】京都5区、自共対決の裏で悩む有権者 浮動票に注目集まる

2026年01月31日 のニュース

 衆議院議員選挙京都5区(定数1)は中盤に差し掛かり、自民党前職と共産党新人の2人による一騎打ちの選挙戦が展開されている。前回は4陣営が争ったが、今回は中道改革連合を結党した立憲民主と公明をはじめ他党の動きが見えにくく、支持の行き先を定めかねる浮動票の行方に注目が集まっている。

 京都5区の候補者は届け出順に自民前職の本田太郎氏(52)、共産新人の山内健氏(58)の2人。物価高騰対策や安全保障などを争点に、両陣営がしのぎを削っている。

 その裏で、有権者の迷いもある。

 公明党員の男性(62)は「非常に準備期間の短い選挙で間に合わない部分があったと思うが、中道としての候補者の擁立がなかったことは残念」とした上で、「比例の投票先は決まっている。小選挙区は自主投票で、候補者それぞれの実績やこれまでの付き合いなどを踏まえて投票を考えたい」と話した。

 公明は選挙前に自民との約26年間の連立を解消しているが、本田陣営では「これまで通り案内などは送っており、後は相手の判断に委ねている。こちらから縁を切るというようなことはなく、いつも通りの選挙戦を行っている」と冷静に構える。

 立憲の選挙事情に詳しいある関係者は「選択肢がなく、傍観せざるを得ない状況。小選挙区はどうしようもないが、投票の権利だけは放棄しないよう、粛々と投票を呼びかけている」と語る。

 これまで立憲を応援してきた男性(81)は「5区は保守基盤が強く戦いづらい地域」と中道の候補者がなかったことに理解を示しつつ、「小選挙区では候補者を見定めて投票したいが、仲間内では頭を悩ませる人も多い」と打ち明けた。

 山内陣営は「政策の違う他党と手を組むことはないが、同じ方向を向く市民、候補者自体を評価してくれる方々とは協働できる」との姿勢を示す。

 2024年10月の前回選の京都5区は自民、立憲、日本維新の会、共産の4陣営が争い、本田氏が約5万7千票で3選を果たし、立憲元職が約3万2千票、維新新人が約2万票、共産新人の山内氏が約1万4千票となった。

 現在、自民と連立を組んでいる維新の関係者は「党からの通達はなく、自主投票に近い形で一人ひとりが候補者を見て判断することになる」とする。

 無党派層の動向も加わり、浮動票の行方はなお読みにくい。与野党や有権者の動きが注目される中、京都5区の戦いは2月8日の投開票日に向けて進んでいく。

写真(クリックで拡大)=京都5区は自民と共産2候補のみの選挙戦

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。