自治体で府内初―クマの市街地出没想定 市が射撃訓練「緊急銃猟へ技術高める」

2026年01月25日 のニュース

 京都府福知山市は17日、クマなどの危険鳥獣が市街地に出没した場合に実施する「緊急銃猟」に備えた射撃技能訓練を、兵庫県三木市の県立総合射撃場で行った。府猟友会の三和支部猟友会に所属する駆除隊員と市鳥獣対策員の計5人が参加し、市街地で銃を使用する際の安全意識と射撃技術を高めた。

緊急銃猟は、クマなど人身被害の恐れがある危険鳥獣が市街地に出没した場合に自治体が実施主体となって対応する制度で、法改正を受けて昨年9月から始まった。市ではこれを踏まえ、昨年11月に緊急銃猟を想定した机上訓練を実施しており、今回は射撃訓練に取り組んだ。

市によると、行政が主体となって同様の訓練を実施するのは、府内自治体で初めてという。

訓練は団体代表から推薦を受けた射手候補者が参加。射撃場の指導員から姿勢や引き金の操作などについて助言を受けながら、銃の安全な取り扱いを確認したほか、照準調整を練習。50メートル先の的に向けて発射する技能検定では、立った状態や座った状態などさまざまな姿勢で射撃し、それぞれの技術を確かめた。

参加した三和支部猟友会の高橋嘉都彦会長(60)は「京都府では20年近く、クマが保護対象となっていたため、狩猟期間中に山中でクマを撃った経験を持つハンターは少ない。普段の狩猟や有害鳥獣駆除とは全く状況が異なる。いざそういう事態が起きたときに冷静に対応できるよう、緊張感のある訓練ができた」と話した。

市職員で鳥獣対策員の望月優さん(33)は「市街地での対応では安全確保が最優先となり、射手には高度な射撃技能が求められる。今後も緊急銃猟の射手候補者を対象に、技術向上のための訓練を継続していきたい」と語った。

福知山支部猟友会と丹波吹風山狩猟会の駆除隊員9人も31日に訓練を受ける予定。


写真(クリックで拡大)=射撃訓練に取り組む参加者たち(福知山市提供)

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