客室稼働率は1割を下回る 市有の宿泊施設、大江山グリーンロッジ 赤字解消へ再建に本腰

2026年01月13日 のニュース

コスト削減と集客強化を柱に

一般社団法人福知山地域振興社(代表理事・渡邊尚生副市長)は、京都府福知山市大江町佛性寺の宿泊施設・大江山グリーンロッジの赤字解消に向け、本腰を入れて経営再建に乗り出す。客室稼働率は1割を下回る状況にとどまっており、コスト削減と集客強化を柱に進める。

大江山グリーンロッジは、1973年に閉山した河守鉱山の社宅や寮跡地を活用して整備された「酒呑童子の里」エリアの玄関口にある宿泊施設。94年に「府大江山青少年グリーンロッジ」として府が建設し、2017年3月31日に福知山市へ移管された。

市の外郭団体として23年に設立された福知山地域振興社は、長年施設を管理運営してきた大江観光株式会社から事業を引き継ぎ、同年から運営を担っている。年間利用者数は、運営初年度が約2500人、2年目が約2700人と微増したものの、同振興社が手掛ける事業の中では赤字幅が最も大きい。

こうした状況を受け、同社は経営改善と事業運営に関する専門的な助言を得るため、昨年12月、社内に経営諮問委員会を設置。外部委員には、法律、経営、観光分野の専門家3人が就任し、今後は年2回程度の会合を開いて助言を受ける。

同社を担当する市職員は「厳しい経営が続いている。主なターゲットは小中学生のスポーツチーム、大学生のサークルなどで、春休みや夏休みといった長期休暇中の合宿シーズンが繁忙期となっている。一方で、平日や冬場の稼働率向上が大きな課題です」と説明する。

その上で「一つひとつ課題を整理し、専門的な視点から助言を受けながら、コスト削減に取り組むとともに、施設のにぎわいを取り戻すための集客策を進めていきたい」と話している。


写真(クリックで拡大)=経営再建を図る大江山グリーンロッジ

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