農匠の郷再生へ一歩 担い手事業者を公募

2025年12月30日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町平野の道の駅・農匠の郷やくの(市ファームガーデンやくの)の再興をめざす市は、施設のリニューアル企画やそれに伴う設計・施工、管理運営を一体的に担う民間企業などの法人を公募型プロポーザルで募っている。来年1月8日まで参加表明書などの提出を受け付ける。

 農匠の郷は農林業を基盤としたまちの産業文化の振興などを目的に、旧町時代の1999~2000年度にかけて開業。温泉やレストラン、宿泊施設などが並び、利用者数は02年度には約30万人に達した。しかし、その後は減少の一途をたどり、コロナ禍も重なった22年度には約5万人にまで落ち込んだ。

 約14万平方メートルの敷地には現在、市直営や公設民営など運営形態が異なる10施設があるが、稼働しているのは5施設にとどまり、建物の老朽化も進んでいる。

 市は昨年、地元住民や観光、まちづくり分野の有識者らで構成する「やくの高原活性化検討会」を設置し、住民の意見も盛り込んだ施設再生に向けた活性化方針をまとめた。

 リニューアルの具体的な内容は応募者の提案に委ねるが、事業を通じて雇用の創出を図る▽地域内外の多くの人が訪れることができる体験プログラムの創出を図るなど、活性化方針を念頭に置いた提案を求めている。

 応募対象は、単独またはグループによる法人。事業者の決定後、来年4月から設計・工事に着手し、28年4月の開業を予定。指定管理者の指定期間は同年4月1日から10年間を想定している。

 募集要項などの詳細は市のホームページから確認できる。申し込みは、ホームページ上にある提出資料に必要事項を記入し、市役所夜久野支所地域振興係へ持参、または郵送する。問い合わせは同支所、電話(37)1103まで。


写真(クリックで拡大)=市が再興をめざす道の駅・農匠の郷

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