男子の部が11年ぶり再開 中学生バレー福知山カップ

2025年12月25日 のニュース

 競技人口の減少により休止していた「福知山カップ中学生バレーボール大会(男子の部)」が20日、11年ぶりに再開した。京都府福知山市内の中学校の男子バレーボール部はすでに無くなっているが、部活動の地域移行の実証事業として市が取り組む「ホリデークラブ」に通う生徒たちが、初の公式戦に臨み、初陣を飾る優勝を果たした。

 同大会は、兵庫県も含めた近隣市と福知山市内の男女の中学校バレーボール部による交流大会として、福知山バレーボール協会が主催して毎年開いていたが、学校での廃部が相次ぎ、男子の部は開催を見合わせていた。

 市内では男子のバレーボールができる場を求める声があり、昨年度からホリデークラブで活動を開始。現在は毎月2回、日曜日に北小谷ケ丘の桃映中体育館で練習を重ね、1年生から3年生までの16人が在籍している。

 これまで市内の高校の協力で練習試合は行ってきたが、同年代の選手と競い合う公式戦の場を設けようと、同協会が大会を復活させた。綾部、氷上、春日の各中学校バレーボール部と三田市のクラブチームが参加し、計5チームが各2試合の予選グループ戦を行った後、上位2チームが優勝決定戦に進んだ。

 ホリデークラブは1、2年生を中心に出場。三田市のサンダギャングスターズとの初戦では、安定したレシーブから両サイドの力強いアタックを決め、セットカウント2-0で勝利した。

 2戦目も勝ち、優勝決定戦に進んで綾部中を2-0で下して優勝。同クラブの牧勇仁主将(成和中2年)は「こうやって試合ができることがうれしいです」と喜んでいた。

 同日には、和久市町の市民体育館で恒例の女子の部も行われ、南陵が優勝し、成和と豊里・福高附属合同が3位に入った。

 

写真(クリックで拡大)=果敢に攻めるホリデークラブの選手

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