堀場エステック新棟稼働 京都府福知山市三和町の工業団地 製品性能強化と開発推進へ

2025年12月21日 のニュース

 京都府福知山市三和町みわの工業団地、アネックス京都三和にある堀場エステック京都福知山テクノロジーセンターが増設され、新棟が18日から本格稼働した。増設前と比べて施設規模は約4倍となり、既存製品の性能強化を図るとともに、新製品の開発力を高めていく。

 同センターは、分析・測定機器大手の堀場製作所のグループ会社で、半導体事業を手掛ける堀場エステック(堀場弾社長、本社・京都市)の研究専用施設として2013年に開設。半導体の製造に不可欠な主力商品「マスフローコントローラー」の品質向上などに努めている。

 約40億円をかけた新棟は、既存施設に隣接する鉄骨2階建て延べ床面積4219平方メートル。流量標準室や液体気化実験室など、各種実験エリアを拡大し、プラズマ実験室とエンジニアリング室を新設した。

 同センターは「(新棟の本稼働で)マスフローコントローラーのさらなる高機能化、開発スピードの向上につなげたい。また2026年春に、隣接地で稼働予定の京都福知山工場と連携し、センターで生み出す先端技術を早期に実装する相乗効果を生み出し、半導体事業の拡大と成長をめざしたい」としている。

 本格稼働に合わせて同日、メディア関係者向け見学会があり、開発本部要素技術開発部の安田忠弘部長が案内し、施設内の各実験室などを回りながら記者らに説明した。

写真上(クリックで拡大)=機能強化されたテクノロジーセンター(右側が新棟)

写真下(クリックで拡大)=メディア向けに開かれた見学会

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。