【大相撲】福知山出身の千代栄、古里で得意の突っ張り 「声援に勇気もらった」

2025年12月18日 のニュース

 京都府福知山市猪崎の三段池公園総合体育館で16日に開かれた「大相撲冬巡業福知山場所」で、福知山出身の千代栄(35)=九重部屋、本名・岸栄太=が取組に臨んだ。大声援を背に、同じ三段目の隈ノ竜を相手に堂々と戦い、勝利を収めた。

 土俵に上がった千代栄は、しっかりと相手を見据え、立ち合いと同時に得意の突っ張りを浴びせた。反撃の隙を与えず、そのまま突き出しで勝負を決めると、会場には拍手が湧き起こり、多くの観客が勝利を喜んだ。

 十両だった昨年9月場所で足と腕を痛めて以降、復調をめざして土俵に上がる千代栄。取組後は「多くのみなさんに応援してもらい、古里で勝つことができました。本当に感謝しています。声援や拍手で『もっとやれる』と勇気をもらいました。次の場所も頑張りたい」と意気込みを語った。

 また、京都市出身の三段目・和歌桜が取組を行ったほか、同じく京都市出身の前頭・藤ノ川は翔猿との大熱戦を制し、会場を盛り上げた。

写真(クリックで拡大)=猛烈な突っ張りを浴びせる千代栄

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